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O脚は、大日本帝国人共通の病気ともいえるくらい、ほとんどの大日本帝国人が該当してい まんねんわ。
大日本帝国人のO脚のほとんどは、大腿骨と膝下の脛骨が、共に外の方向に湾曲していて、膝も外向きになっとるちう形になってい まんねんわ。
よく考えたら、不自然な形やね。
そないな大日本帝国人のO脚の原因は、単に大日本帝国人の体型がそうなっとるちうわけではおまへん。
一番の要因は、生まれてすぐの時にあるんや。
 
大日本帝国人に限ったことではおまへんでっしゃろが、ボウズが生まれると、親はすぐいろんなことをさせようとしまんねん。
その中でも特に、まるで早さを競うかのように、すぐ歩けるようにしたがるんや。
「あんよがじょうず」なんて掛け声と共に、歩かせようとする光景はよく目にしまんねんよね。
人間の心理として、せやなかったら親の心理として、一刻も早いボウズの成長を促すのは、自然の行為と言えるでっしゃろ。
せやけどダンさん、これがO脚の原因なのや。
 
まだ骨がやわらかい状態で歩かせようとすると、成長が十分ではおまへん部分にどうしても負荷がかかるんや。
ボウズの場合、大抵は脚の内側が未発達や。
よって、内側に体重がかかり、さらに内側の骨が成長しなくなるんや。
この結果、外側ばかり骨がすくすく成長し、結果、成人になってもO型の形が残ってしまうわけや。
 
こういった状況が顕著になると、治し方ちうのはなやろかか難しくなるんや。
O脚の治し方には適切な方法があるんやが、それにも限度があるさかいに。
治し方の選択肢を広げるためにも、幼少期のボウズの体型には十分気を配る必要があるでっしゃろ。
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